皆様は、太陽光パネルを汚れた状態で使い続けていませんか?実は、たった1%の発電量の低下が売電に大きな影響を及ぼします。
そこで今回は、パネル洗浄の効果はどれ程のものなのか、弊社が行った実験結果を元にご紹介いたします!
パネル洗浄の方法は?
パネル洗浄は、一般的には専用の道具を使いパネルを洗っていく形になります。道具は主に以下の2つです。
パネル専用洗剤
一般的に、弱アルカリ性の専用洗剤が使われます。基本的には、すすぎ洗い不要なケルヒャー社の『RM99』などがあげられます。

パネル洗浄機
パネルを傷つけない柔らかい素材が使われます。弊社では、ケルヒャー社の『iSolar』を使用しています。
また弊社では、iSolarに独自の改良を加えることで作業効率と洗浄力を高めることに成功しました。具体的には、ブラシの向きを横から縦へ変更したことと、ブラシの先端に重りをつけることで、ブラシに負担をかけて汚れを落としやすくしました。

また、洗浄機が届かない所は手作業で行われています。その場合はマイクロファイバーのモップ等、パネルを傷つけにくい道具が使われることが多いです。
パネル汚れが原因の発電量低下による売電への影響
パネル汚れは、太陽光がパネルに当たる面積を減らしてしまうため発電量が下がり、売電に悪影響を及ぼします。
例として、パネル発電出力が250w、発電所規模が1,000kw、パネルの枚数が4,000枚、売電価格が税込みで44円という条件だとします。
その場合、1%の発電量の低下で年間48万4,000円、5%で242万円の利益が損失してしまいます。こうならないためにも、パネル洗浄は大切ですよね。
パネル洗浄の効果
では実際に、パネル洗浄によってどれ程発電量が回復するのでしょうか?弊社ではパネル洗浄の効果についての実験を行いました。

結果として、水下部分の砂が蓄積した汚れでは2%、樹液がパネル全体に蓄積した汚れでは13%もの発電量が回復しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?パネル洗浄は発電量を回復するのに大変効果的だということがわかりますね。
一般的に、1年に1回は洗浄が必要と言われていますが、季節によって回復量が左右されてしまう場合もあるため注意が必要です。
なお、我々ジャパンインスペクションでは全国各地でパネル洗浄を行っています。
パネル洗浄をお考えの方やお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください!